a-blog cmsでテイクアウト受付専用サイトを作成しました。

a-blog cms Advent Calendar 2020 の記事になります。



こちらのサイトについて、動画による説明もつくりました。
https://share.getcloudapp.com/bLu0mJDg

a-blog cmsでテイクアウト受付専用サイト「富士ライブ」を作成しました。

今年の5月に飲食店の方になにかしらの提案ができないかと思い、思いついたのが「テイクアウト専用サイト」です。電話によるテイクアウト受付は

  • 営業時間しか受付ができない
  • 大量の注文がある場合に、長いと10分くらいやりとりに時間が取られるため生産性が上がらない
  • 聞き取りのミスが生まれる可能性
  • 店頭接客のような提案ができない

などの欠点があると感じていました。そのあたりの解消がテイクアウト受付サイトでできるかな、と考えました。
a-blog cmsで実際に行った実装としては

  • a-blog cmsのカートシステムを利用し、お客様の注文をメールで送信
  • カスタムフィールドを利用し、注文の細かいオプションを事前に提案、お客様が知ることができるように
  • 決済については店頭決済のみを選択可能に
  • 店休日、テイクアウト不可日についてそれぞれスケジュールを作成。受け取り希望日に反映できるように

という落とし所で構築しました。
サイトのレイアウトについては時間やコストとの兼ね合いでacms.cssを利用しました。

カスタマイズの工夫

a-blog cmsのカートシステムはテイクアウト専用ではなく、一般的な通販システムになります。
住所などの必須入力部分については、ダミー情報を入力しつつ、formのhiddenの値にして受け渡ししました。
複数の店舗で利用することが前提になっていたので、お店ごとの受付アドレスは、ブログのカスタムフィールドに入力できるようにし、対応しました。
テイクアウト販売は、ストック型の通販と違うため「注文(予約)」→「店側で材料や調理リソースなどの確認」→「お客様に連絡し可否の連絡や調整」という流れになります。
ですが、定休日には折り返しの連絡ができません。
その情報が事前にわかるように、定休日の場合には「本日は定休日ですので、連絡がすぐにできませんが、注文は可能です」という表示を出すようにした。
たとえ営業日であっても「今日はもうテイクアウトの受付ができない」という日が存在するため、定休日と別に「テイクアウトNGスケジュール」を作成。それらが受付日に反映されるようにした。こうすることで「この日はもう受付できないんです」という無駄なやり取りをなくすことができる
docomoなどの携帯電話に紐づくメールアドレスで、折り返しメールが届かないことが稀にだが定期的に発生するため、注文完了画面に「メールが届かない場合はお電話ください」というメッセージを出すようにした。また、店舗側にもメールが届かない場合があるので、その場合は電話をお願いします、ということを伝えた。
開発時にカートの軽減税率計算がうまく動かないケースがあり、開発会社さんとやりとりしながら完成させた。これについては軽減税率自体が実はかなり理解に面倒で、この部分を強化できたのは良かったと思う。
決済方法については、レジ前での支払いのみとした。
サイトでクレジット決済などができた方が便利なのだが、キャンセル時の返金処理の手間、総合的にみるとレジを打った方がその後の経理処理も楽になるケースもある。何より「すでに入金済みかどうか、レジで確認する手間をはぶき、今までの入金フローをいじらない」ことがメリットであると考え、そのようにした。
a-blog cmsのライセンスはサブスクリプションにしました。店舗が増えたらユーザが増えるため、その時には上位プランに変更すれば良い。最初は小さく始められる、といのはすごく助かりました。

実際に導入して(良い点)

  • 最初の登録が大変な部分がありますが、そのあたりは当時はサービスとして当社で登録を行いました。
  • メニューの登録時に写真が必要になったのですが、その写真が足りないこともあり、予想外の準備が必要だったりしました。
  • 実際に焼き鳥屋さんなどでは、味付けが「塩、たれ」と選べたり、物によっては「塩だけ」というものもあります。このあたりはカートシステムのオプションとカスタムフィールドの連携で簡単でわかりやすくすることができました。
  • 事業者にとっては「朝、起きたら予約がある」とういのはメンタル的にも予定を立てる意味でも大きなメリットがあります。電話予約ではこのような効果を得ることはできず、そういう意味ではサービスを構築した意味は大きかったです。
  • 24時間いつでも注文ができることもメリットですが、実際に注文をするお客様にとっては「忙しい時間に、お店の手をわずらわせたくない」と思っている方も多く、そのような方には喜んでもらっているようです。
  • おひとりさま分の注文が、電話よりも圧倒的にしやすい(商品数が少ないと申し訳ない。恥ずかしいみたいな部分をネット注文は回避できる)
  • みんなでみながら注文もできますし、紙のメニューではできない、新しいメニューをいつでもお客様に提案できることもメリットになりました。

課題点など

  • 有料のトッピングの場合に、追加料金を受け付けることができない。あくまでおなじ価格の商品のバリエーションを受け付けるのみ。
  • 顧客管理などはできない
  • 現在はBASEなどでもテイクアウト販売機能があるため、お店の状況によっては選択肢の変更も柔軟に考えるべき(テイクアウト対応サービスは色々増えました)

株式会社データファームとしての感想

実際に導入してくださったお店は3店舗ですが、お役に立てているようで良かったです。
ビジネスとしても「発注金額に対する●%」という形で料金をいただくようにしていますので、お客様への負担も柔軟に対応できたかと思います。

テイクアウト富士・富士宮というサイトをつくって割とすぐに閉鎖しました。
当時はタイミングとして、ロックダウンが解除され「テイクアウトをやめて、通常営業に戻れる」という雰囲気でした。そうなるとサイトの情報が古くなり、間違いが増えてお客様にご迷惑をかけると思い、思い切って閉鎖しました。また、どの飲食店の方にも「ログインをしてもらう」「情報を更新してもらう」ということのハードルが高く、次のステップにいけなかった、というのもあります。

私自身はロックダウンはまたあるかもしれないし、冬になるとまたコロナの猛威がやってくる可能性があるため「テイクアウトを一時的な販売と考えずに、お店の通常販売手段として準備して欲しい」と思っていました。ですが、お店ごとの事情もありますし、どこのお店でもそのようにできるわけではありませんでした。

実際はまた寒い時期に向かい、残念なことに半年前のコロナの予想が的中しようとしております。そういった状況で、いまご契約している皆さんのビジネスの一助に、a-blog cmsを使ったサイトがなれれば幸いです。


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