a-blog cmsを1.7から最新版(2020年6月25日時点:最新 Ver.2.11.14)にアップデートする手順
Google マップを使用しているエントリーで、ユニットの削除や住所から検索などの機能が使えなくなる問題が発見 (Ver.2.8以下)
- Google マップ ユニットを使用している場合
- こちらの問題を解決する最善策は、a-blog cmsを最新版にアップデートすること
- 古いa-blog cmsが入っている環境はphpやSQLなどもアップデートできない環境の可能性も高いため、サーバを移転した上で再構築することが望ましい
事前準備
- archivesフォルダ、利用しているthemeフォルダのダウンロード
- MySQLあるいは、a-blog cmsのバックアップメニューからデーアベース内容をダウンロード
- サイト全体も念のためダウンロードしておくことが望ましい(a-blog cms以外の移行に必要なデータ存在する場合もあるため)
- 新サーバのphpのバージョンを7.3系に変更
- php.iniに書かれた設定を保存(upload_max_filesize、post_max_size、max_file_uploadsなど)
- MySQL接続のための情報などを一通り準備
- 最新のPHPに対応した、新しいlicense.phpファイルをダウンロードサイトよりダウンロードして準備
新規サーバへインストールの手順
- 新しい移転先のサーバに新規で a-blog cms をインストール
(簡単セットアップがあればそれで実行) - archivesの内容をあらかじめダウンロードしておいた旧サイトのデータに上書き
(FTPにて) - インストールしたデータベースの情報を削除
(phpMyAdminから実行) - 旧サーバーで利用していてたバージョン 1.7 の MySQL エクスポートデータをインポート
(phpMyAdminから実行) - 最新版の /setup/index.php にログイン
(menteなど他の名前にフォルダをリネームしている場合もある)
→DB_PREFIXの内容がインストール時と異なると、セットアップメニューが表示されてしまうので注意 - アップデートメニューからMySQLのアップデート
- php.iniに旧サーバに設定していた情報の復元(upload_max_filesize、post_max_size、max_file_uploadsなど)
インストール後に行うこと(Google Map API)
- Google Map APIの管理画面にて、API情報をコピー
- Google Map APIの管理画面にて、準備用新サーバの仮URLでのAPI利用を許可
→これを行わないと、Google マップが準備サーバで表示されない - Google マップ ユニットを使用しているHTMLなどをチェックし、必要に応じて最新版に変更
サイト全体の表示のために必要なこと
- Ver. 1.7 から 2.0 のアップデートの実行
- Ver. 2.0 & 2.1からのアップデートの実行
- Google Map APIの値を、コンフィグの必要箇所に設定
作業のポイント
- column.htmlをunit.htmlに変更しないと、ユニットの内容が表示されない
- index.jsをacms.jsに変更しないと正しく管理画面の表示がされない
- acms-admin.cssを読み込まないと、編集ボタンなどが縦に並んでしまい、正しく表示されない
ドメイン移行準備
- メンテナンスメニューからドメイン名を公開用のドメインに修正
→これを行った後は、準備用のドメインでサイト画表示されなくなります - デバックモードの解除
- 準備した最新のライセンスファイルに差し替え
移転準備
- 作業マシンのホストファイルを変更し、新しいサーバで正しく表示されているかのチェック
→必ず実行。自分の目で表示が正しくされているかを絶対に確認。だろう、で公開しない。 - pdfファイルなど、日本語ファイルが含まれる可能性のあるファイルが正しく表示されるかチェック
→表示されない場合は、旧サーバから再度ただだしい日本語名でダウンロードし直す必要がある - basic認証など、モジュール版のPHPで動いている箇所が正しく動いているかチェック
→CGI版では機能しない(ケースが多い) - 画像などを含んだエントリーが、正しく投稿されるか下書きチェック
→うまくいかない場合はarchivesフォルダのパーミンションをチェック - フォームなどの再送信をチェック
- 新サーバでの自動バックアップ(HTML、SQLなどの)をサーバの機能にあわせて準備
上記が全てOKになったら
- DNS管理画面より、ネームサーバを新サーバのものに書き換え
アップデート自体のポイント
- 古いCMSをアップデートしていくのではなく、最新のCMSに古いテーブル情報をいれることで、PHP側に「最新のa-blog cmsではないので、テーブル情報をアップデートしなくては」と勘違い(?)させ、最新版にするやり方。
→アップルップルさんからこちらの方法を教えていただきました。 - 最新のa-blog cmsからスタートすることで不用意に古いjsファイルなどが残る可能性がないため、このやり方は不具合の可能性が少なく、スムーズかと感じました。
古いa-blog cmsのアップデートでお困りの、サイトオーナー様、制作会社様。
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