国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた「FilemakerTokyoオフラインミーティング」に参加しました。データファームが参加する今年最後の勉強会です。
先生の講演は基本的にレベルが本当に高い。多分本職のデータベース制作者も冷や汗をかいてしまうほどです。これほどのものを現役の医師が作り上げてしまう、ということが驚きです。
もちろん私もその冷や汗の一人。というか、しっぽを巻いて逃げ出す一人…といったほうが正しいでしょう。せめてその中でも自分が共感できたり、エッセンスになるだろう部分を抽出します。
新しい機能を追加する場合、往々にして「ではこのような操作をしてください」という追加のアクションをシステムが求めることがあります。ですが、そういった入力を起こすことが、その人の仕事ではありません。
出来る限りシステムはシャドウで動くこと。その中でできることを極めていく。
先生のシステムはかなりいろんなことが出来るシステムですが(例えば現場の医師の位置情報をできるかぎりリアルタイムに把握している)そのために「こうしてくれ」という追加作業はないようです。
PHSの位置情報の話で面白かったのが「アンテナが切り替わった時の情報はかなりの信用度がある」というお話し。PHSのアンテナはけっこう広範囲に電話機をキャッチしているため、位置情報の詳細な特定は難しいそうです。
ですがその中でも「アンテナが切り替わった瞬間は絶対にその付近にいる」という発見をし、そこから数分間はそのログの信用度は高い、ということをおっしゃってました。なるほど。
「ログ」をログとせずにそこに新しいアイディアを加えることで、精査したり新しい情報を得ることは、非常に有益なことです。
これも感銘を受けた部分です。
先生のシステムによく出てくるのはとにかく「ログの分析」「分析」なんですね。
ログから「今こういう情報ですよ」という内容を受け取って処理するだけでなく。
分析すれば傾向が出てくるので、それによって未来を予見できるのではないか、という考え方。
その上で、注意すべき部分に対して「行動できるように」作業者に「注意する」ようシステムが動作する。決してシステムがなんでもするのではなく。その集団が「より有機的に動くように」システムをくみ上げていくことは、集団自体の強化にもつながります。
オフラインミーティングの後に懇親会に参加したのですが。
そこで色んな方とお話しをしました(参加して長いので顔見知りも多いのですが)
そこで「関数・スクリプトがよくわかる実用的例題集 FileMaker Pro 10 実践テクニック」など多くの本を執筆されている西村早苗さんとお話しさせていただきました。
お話しの中で印象的だったのが「ファイルメーカーのパワーユーザになればなるほど、ファイルメーカーだけに固執しないで、他のものと組み合わせて上手に物事を解決しようとする」ということでした。これはほんと確かにそうです。
例えばファイルメーカーとHTML5のCANVASを使ったり。あるはruby使ったり。
みなさん色んなスキルを駆使して、なんとかファイルメーカーと連動して問題を解決しようとしてらしゃいます。
特に「webビューアー」の機能がついてhtmlなどをファイルメーカー内に表示できるようになってからでしょうか。そういった傾向は一気に強くなっていますね。
よく「だったらファイルメーカーじゃなくてもいいのでは?」という質問を受けることがあります。
わざわざ使わなくてもいいのでは?といった内容ですね。
たしかに、と思う部分もあります。でもそうじゃないんです。
その理由を明文化できないのが私のスキルが足りない部分なのですが…。
やっぱり使っていくと、ファイルメーカーで作業するのが「ベスト」なことが多いのです。
そういった機能性と、それをなんとか実現しようとするユーザの愛情。
これをファイルメーカーは持っているのは、確かなことだと改めて思いました。